在宅勤務の仕事ルーチンは、始業・休憩・終業の時刻を決め、仕事の優先順位と連絡を確認する流れとして組み立てます。通勤がない分、仕事と私生活の境目があいまいになりやすいため、「仕事を始める合図」と「終える手順」を先に決めることが大切です。勤務時間や会議の多さに合わせて、毎日同じ部分と調整する部分を分けると続けやすくなります。
在宅勤務の仕事ルーチンは「時間・仕事・区切り」で作る
最初から細かい予定を詰め込むのではなく、次の3つを決めるとルーチンを作りやすくなります。
- 時間:始業、休憩、終業の時刻
- 仕事:その日に必ず行う仕事と、余裕があれば行う仕事
- 区切り:仕事を始める前と、終えるときの行動
たとえば、始業前にパソコンを起動して予定を確認し、終業時に未完了の仕事と翌日の予定を書き出す、といった流れです。毎日の行動を固定すると、その都度「次に何をするか」を考える負担を減らせます。
仕事ルーチンを組み立てる手順
在宅勤務のルーチンは、実際の勤務時間と業務内容を基準に、次の順番で作ります。
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勤務時間を決める
会社で定められた勤務時間や、チームで連絡を取れる時間を確認します。始業と終業の時刻だけでなく、昼休みや小休憩を取る時間も予定に入れます。
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始業前の行動を固定する
起床後の家事や身支度を終えたら、仕事用の机に移動する、飲み物を用意する、当日の予定を開くなど、毎日同じ行動を設定します。パジャマのまま仕事を始めないなど、自分の切り替えに役立つ行動を選びます。
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その日の仕事を3段階に分ける
仕事を「今日必ず終えるもの」「できれば進めるもの」「後日でもよいもの」に分けます。締め切り、相手への影響、作業に必要な時間を基準にすると、優先順位を決めやすくなります。
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集中する時間と連絡する時間を分ける
資料作成や確認作業など、まとまった時間が必要な仕事は、会議やチャットの確認が少ない時間に置きます。連絡の確認を一日中続けるのではなく、業務に支障がない範囲で確認する時間を決めると、作業を中断しにくくなります。
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休憩を予定に入れる
休憩は「仕事が一段落したら取る」のではなく、あらかじめ時間を確保します。席を離れる、水分を取る、軽く体を動かすなど、画面から離れる行動にすると仕事との区切りを作れます。
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終業時の整理方法を決める
終業前に、完了した仕事、未完了の仕事、翌日に行う最初の作業を記録します。その後、使用した資料を閉じてパソコンを終了するなど、仕事を終えたことが分かる行動を行います。
在宅勤務の1日のルーチン例
次は、勤務時間が9時から18時までで、昼休みを1時間取る場合の仮定例です。実際には、会社の勤務ルール、会議の時間、担当業務に合わせて変更してください。
| 時間 | 行動の例 |
|---|---|
| 8:45〜9:00 | 仕事用の環境を整え、予定と連絡を確認する |
| 9:00〜9:15 | 当日の優先順位と締め切りを整理する |
| 9:15〜11:00 | 集中して進める仕事に取り組む |
| 11:00〜12:00 | 連絡への対応、会議、確認作業を行う |
| 12:00〜13:00 | 昼休みを取る |
| 13:00〜15:00 | 会議やチームとの連携を行う |
| 15:00〜15:15 | 休憩し、午後の予定を見直す |
| 15:15〜17:30 | 残った作業や成果物の確認を行う |
| 17:30〜18:00 | 進み具合を記録し、翌日の仕事を整理する |
この例のように、集中作業、連絡、会議、整理の時間をすべて同じ扱いにしないことがポイントです。会議が多い日は集中作業を短く区切るなど、業務の実態に合わせて調整します。
仕事の優先順位はどう決める?
優先順位に迷ったときは、締め切りだけでなく、遅れた場合の影響も見ます。次の順番で整理すると、着手する仕事を決めやすくなります。
- 締め切りが近く、遅れると相手の仕事に影響するもの
- 今日中に進めないと、明日以降の予定が止まるもの
- 時間がかかるため、早めに着手したいもの
- 締め切りに余裕があり、すき間時間に進められるもの
1日に設定する「必ず終える仕事」は、多くしすぎないことが重要です。予定外の問い合わせや会議が入る可能性もあるため、空き時間をすべて作業で埋めず、調整できる時間を残します。
集中しにくいときはルーチンを小さく区切る
集中が続かない場合は、長時間の作業を一つの予定にせず、「資料を読む」「要点をまとめる」「下書きを作る」のように分けます。作業の開始条件を具体的にすると、何から始めるか迷いにくくなります。
たとえば「企画書を作る」ではなく、「前回の資料を開き、必要な項目を3つ書き出す」と予定します。作業が終わったら、どこまで進んだかを記録し、次に行う動作を一言で残しておくと、再開しやすくなります。
在宅勤務で仕事と私生活を切り替える方法
在宅勤務では、仕事の開始と終了を示す行動を決めると、生活との境目を作りやすくなります。
- 仕事を始める前に着替える
- 仕事専用の机や場所を使う
- 始業時に当日の予定を声に出して確認する
- 終業時に未完了の仕事を記録する
- 仕事用のアプリや通知を終了する
- 終業後に短い散歩や家事を行う
専用の部屋や机を用意できない場合は、仕事に使う物を箱や棚に片付けるだけでも区切りになります。重要なのは、毎回同じ行動で仕事の開始と終了を判断できるようにすることです。
ルーチンが続かないときの見直し方
予定どおりに進まない場合は、意志の強さではなく、ルーチンの作り方を見直します。1週間程度の実際の仕事の流れを振り返り、予定より時間がかかる作業、頻繁に中断される時間、不要だった予定を確認します。
- 予定を詰め込みすぎていないか
- 会議や問い合わせの時間を考慮しているか
- 集中作業を、連絡が多い時間に置いていないか
- 休憩を後回しにしていないか
- 終業後も仕事を続ける前提になっていないか
修正するときは、すべてを変えずに一つだけ試します。たとえば、午前中に集中作業を置く、終業前に翌日の作業を決めるなど、効果を確認しやすい変更から始めます。
在宅勤務の仕事ルーチンを作るときの要点
まず、勤務時間と休憩時間を決め、次にその日の優先順位と集中作業の時間を設定します。最後に、始業前と終業時の行動を固定すると、在宅勤務でも仕事の流れを作れます。
最初から完璧な予定を作る必要はありません。実際の会議や作業時間を見ながら、続けやすく、仕事の進み具合を確認できる形に少しずつ調整してください。







